今日は須磨の仙正丸さんに乗ってきました。
朝の満月に見送られての出航です。
数を釣るためには、その日の誘いのパターン、棚、そしてあわせのタイミング、この三拍子が揃ったときには
爆釣モードに突入確率がグッとUPします。
ドラゴンはどうでしょう?
数を釣る中に含まれる。特別な釣り方(誘い方)がある。はたまたただの「運」。
なかなかお目にかかれないドラゴンだけに、いろいろ考えさせられますが、私が思っているのは、
たまたまの「運」です。
それを今日実証しました。
今日はドラゴンでも狙って、ゆくっりとした誘いでのんびりと釣ろうと思って、それなら目立つように
ケミ蛍を付けるのが私流。ケミ蛍を付けると、それにアタックしてくることもあるのでワイヤーも付けます。
餌のイワシをテンヤに針金で縛りますが、私は基本的には荒くも
なく密でもなくで縛ります。
これは密に巻くと食いが悪いことは想像が付きますが、
荒いとすぐにぼろぼろにされ、食い逃げされてしまうとも考える
からです。それとこの針金には、餌を固定するほかにも重要な
役目もあると思います。
それはあわせのタイミングを作ってくれると言うことです。
タチウオの基本的なあたりは、「コツコツ、ガツガツ」ときたあと、
「ググーー」と引き込み、この時があわせのタイミングです。
この「ググーー」はタチウオの歯が、針金に引っかかって出ているとも考えられ、あわせあたりのサポートを
しているとも考えるからです。
話がずれましたが、ポイントに着いて一投目。水深は約40mとのことで、「こんな浅場ではドラゴンは居ないか
な」と思いながら、底を取り、3m程巻き上げて5秒程待った後、ゆっくりゆっくりリールを手巻きします。
4~5秒に1回転位です。
3回転ほど巻いたときに、「クック」と、きたような、きていないような感触があり、注意深くそのまま巻くと、
穂先がついてきません。リールを巻くハンドルも少し重みを感じます。
エイッとあわせを入れると乗ったのですが、コンコン竿をたたくぐらいで、あまり大きくないような感じでした。
ところが電動リールでフル回転で巻き取り始めると、「オイオイ」と思わず声が出そうになるほど、竿を絞り込みま
す。これはデカイなと思っていたら、サポートの長野さんもすぐに飛んできて取り込みを手伝ってくれました。
一投目の、船でも今日1号だったと思います。メジャーをあてると、119Cm!! 前回のドラゴンより2CmUPで
す。
なるほど、ドラゴンの誘いはゆっくりが正解か。
その後もドラゴンを狙って、ゆっくりゆっくりの誘いをしていましたが、もともとドラゴンの絶対数が少ないのですか
ら早々あたりません。周りでもぱらぱらとあたり始め、型もまちまちですがポツポツあがっています。
皆さんの誘い方も観察させてもらうと、私のように手巻きで巻く人、電動で巻く人、シェイクを入れる人、
ポーズのやけに長い人といろいろ。
誰が良く釣っているかと言うと、そのときそのときで釣る人が変わり、今日のタチウオは気難しかったですね。
私もあたりがないと退屈なので、時々誘いを変えたりしながら、ポツリポツリ上げますが、基本はゆっくりゆっくり
です。後半、潮が2枚気味になり、お祭りが頻発します。
長野さんの出番です。
ポイントは替わって水深70mラインでしたが、約半分まで誘い上げたとき、お祭りしていないか、また、
餌の確認もかねて、手巻きのままサーっと巻き上げました。電動で言うと目盛り15ぐらいでしょうか。
後10mを切った時、いきなりグイーときました。
引きも強いので、「サワラでも掛かったかな」と思ったのですが、海を覗くと銀色の長いのが、ギラギラと
暴れまくっています。それがまたデカイ!
抜き上げて測ってみると、110Cm。ぎりぎりドラゴンと呼べるでしょう。(いや、呼んでほしい)
今までのことで、ドラゴンを釣る方法はなく、確率の問題。その確率には「運」が大きく影響していることが
分かりました。
要するに確率1/100でも、その1が1番目にくるか、100番目に来るかは運しだいと言うことだと結論しました。
以上報告を終わります。
追伸)フリーで仕掛けを下ろす方。潮が早いとき、2枚潮の時は糸ふけが出てお祭りの原因になります。
指でサミングして、一気に降ろさないようにしましょう。
また、ゴムクッションはまったく意味がなく、潮に押されて糸ふけの原因になりますですよ。